【緑内障】私が25歳で発症した話 (正常眼圧緑内障)
25歳で、正常眼圧緑内障と診断された。
20代で発症するとは思ってもいない病でした。「早期発見」を素直に喜べず、以下全て私の体験談です。見えなくなってしまった箇所は治ることはなく、一生付き合っていく病です。病の原因も不明ですが、前向きに、根気よく付き合っていくしかないです。
きっかけはコンタクトレンズの定期健診でした
緑内障が分かるきっかけは、コンタクトレンズの定期健診でした。見えづらくなったなと感じたタイミングで、眼科へ行きました。
私のコンタクトの度数は-7.00です。友人にコンタクトの度数を言うと「思ったより悪いね」と驚かれることがあります。強度の近視ですが、両親からの遺伝だと思っており、それほど気にしていませんでした。(お風呂には眼鏡がないと入れません・・(笑) 目が悪い人あるあるですかね。)
通常通り、眼圧・視力検査を終え、診察時に
私の心の声:
え?緑内障?20代で?
次すぐに来れますか?
早めに視野検査をしましょう。
現実を受け止められないまま、翌日すぐに視野検査を行いました。
病名:正常眼圧緑内障
視野検査の結果は、やはり緑内障とのこと。そして緑内障にも種類があり、「正常眼圧緑内障」という診断でした。そもそも緑内障という病気になじみがなかったため、良く調べました。
こちらより引用させて頂きます。
緑内障とは
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され、見える範囲が部分的に欠けたり(視野欠損)、狭くなったりする病気です。
正常眼圧緑内障とは
正常眼圧緑内障とは、眼圧が正常な範囲(10~21mmHg)であるにもかかわらず発症してしまうタイプの緑内障です。
眼圧が正常なため眼圧検査では発見できず、眼底検査が発見の決め手となります。
日本人にはとても多い傾向があり、現在、日本の40歳以上の約3.6%に正常眼圧緑内障がみられると推定されていますので注意が必要です。
原因は?
視神経が圧力に弱いことや視神経の血液循環が悪いために、眼圧が正常な範囲であっても視神経が障害されてしまうのではないかと考えられています。詳しい原因はまだ分かっておりません。
自覚症状は?
かなり進行するまでの間は無症状です。はっきりと自覚できる症状がないために、何も気付かないまま悪化してしまうことが多くなっています。症状として視野の欠損が生じても、見えない部分をもう一方の目で補ってしまうために気付くのが遅れがちです。
また、視力が低下するのは症状が悪化してからなので、自覚症状によって正常眼圧緑内障を早期発見することは容易ではありません。
主な治療方法
治療には薬やレーザー治療、手術があります。
通常の緑内障と同じように眼圧を下げることが主な目的となります。
「正常眼圧緑内障」なのにさらに眼圧を下げる必要があるのかと感じる方もいると思いますが、眼圧を下げることによって症状の進行を遅らせることができます。
失われた視野については治療で回復させることはできませんので、早期発見、早期治療を行うことが、健康な目を保つために不可欠となります。
治療は目薬を1日1回、必ず点眼すること
緑内障と診断されたその日に、「緑内障との付き合い方」という映像と、冊子を貰いました。実感がない中、泣きながら帰宅した記憶があります。その映像と冊子の中で、毎日忘れずに点眼しましょう。あなたの視野を保つために、点眼を継続しましょう。と何度も何度も訴えていました。今すぐに失明するわけではないと、点眼を忘れてしまう人が多いそうです。
しかし、点眼を忘れてしまうと、症状は確実に進行してしまうため、気づいたときには遅いという事になりかねません。
私は、発症当時から「タプロス」を処方されています。5mlの容器に2.5mlしか入っていません。(高いのに少ない・・涙) 3本処方され、最後の目薬がなくなる前に通院することになっています。
忘れないように、携帯のアラームをかけています。ほぼ忘れずに点眼できています。これからも、一生頑張ります。。( ;∀;)
緑内障になり、嬉しかったこと。
前向きにとらえると、副作用と言われていますが、まつげの伸び方が尋常じゃありません。今までまつげが少ないことが悩みでしたが、今は自まつげが長くて驚かれるほどです。少しマスカラを塗っただけでこの長さです。まつげエクステも必要ありません。
しかし20代で緑内障というと相当驚かれるため、実際、この位前向きにとらえて丁度良い位かもしれません。。( ;∀;)
色素沈着も気をつけなくてはならないため、点眼後しばらくしたら顔を必ず洗う様に言われています。
眼圧は低い値をキープしているが、視野検査の結果がよくない
半年に1回は視野検査を行っています。結果に一喜一憂していても仕方ないのですが、先日行った視野検査の結果が悪かったです。次回目薬を増やすかもしれないと言われてしまいました。点眼は忘れていませんが、原因も不明のため気を付けることもわからず、怖いです。
後日、続きを書きたいと思います。
長々お読みいただき、ありがとうございました。